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王子さま拾いました。〖R18〗

第5章 ♡王子様のお姫様


「あ、あの...朝日くん...
あの...もう少しだけ......」


震える声で後ろから彼に話しかける。

するとまた、びくりと朝日の肩が揺れる。


『......な、なに...?』


「あ......その...もう少し...
もう少し、だけ...キス...してほしいです......」


『...っ...だ、だめだめっ!
僕、前みたいにまた止まんなくなっちゃう!』


「う......で、も...」


後ろから腕の裾をぎゅっとつかむと、
彼は大きな声を出しながら
こちらに振り返った。


『~~~っ!...ああああもうっ!!』


こちらを向くなり、
すぐに腕の中に閉じ込められる。


「...っ......」


『陽葵さん...僕と、するの...いやなんでしょ?
......だったら、お願いだから
そんな風に僕のこと煽んないで...!』


「あ、煽ってるつもりは......」


『煽ってるのっ!!
キスしたいって言い出した僕も悪いけど...。
でも、せっかく我慢しようと向こうむいたのに...。
陽葵さんのいじわる...!小悪魔!』


「なっ...だ、だってだって......
朝日くんのしてくれる、キ、キス...気持ちよくて...」


『うううう~......
ま、またそういうこと言う...!』


「え、あ...ご、ごめんなさい...?」


なにがだめなのか全く分かってなさそうな陽葵を見て、朝日は大きなため息をつくと
こちらをじっと見つめる。


『...............。
.........ねぇ...
...まだ、どーしてもだめなの?』


「え......きゃあ!」


朝日の手が、
するりとパジャマの中に入り込み
素肌を撫でる。


「ひゃ...あ、あっ...」


『......ほら、身体はこんなにびくびくして僕のこと欲しがってるのに......まだ、だめ...?』
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