第4章 ♡夢心地に恋ゴコロ
「あ、あの...それはどういう...」
『...言葉だけじゃなくて、
“身体にも”おしえてあげる...ってこと。』
「え...ちょ、ま、待って...!」
『だーめ。』
慌てて身じろぎをする陽葵を、
朝日がぎゅっと抱きしめおさえつける。
「...っ......」
『僕の愛、身体にもたっぷりと教え込んであげる。
............悪いけど、そろそろ本当に限界。
ただでさえ限界来てたのに、
肌着姿はやらしいし、泣き顔は可愛いし
加えてめちゃくちゃ可愛いこと言われるし...
もう、さすがの僕でもこれは無理。』
肩を掴まれ身体を離し、
向き合う形で身体を固定される。
「や...あ、さひくん...ほんとに待って......」
『そんな可愛い声で名前呼ばないでよ...。
ごめん......たぶんもう止まらない。
本当にだめだったら、ぶん殴ってでも止めて。』
「や...そ、んな......きゃあ!」
言葉が終わらないうちに
朝日に耳に唇を寄せられ、
陽葵は驚きに声を上げる。
ちゅっ、ちゅっ...ちゅう...ちゅっ...
「やっ...あ、や...あ、さひく...や、あ...」
優しく耳を啄まれ、思わず甘い吐息が漏れる。
『ちゅ、ちゅ...3週間前の...こうした時の陽葵さんの反応を見たあの日から...ちゅ...もう一度、こうしたくて堪らなかった...ちゅっ、ちゅう...』
「や...あ、あ...はぁ、は...あ...」
心とは裏腹に、
身体はビクビクと反応を示してしまう。
『...ちゅう...陽葵さんって...耳、弱いよね...ちゅ、可愛い......ちゅ、ちゅ...ちゅう...』
「あっあっ...や、ぁ...あ...ああ」
『はぁ...もう、やっばい...。
今まで我慢しすぎてたから...
まじで今日大爆発しそう...。
陽葵さん、ごめんね...。』