第3章 取り合い/ky+fj
フ「ねぇ、。今日こそ決着付けようよ。俺とキヨ、どっちの彼女になるの?」
キ「は?それは俺だろ。何言ってんだフジ」
ソファーに2人に挟まれて座っている私は、先程から2人に取り合いをされるというとても素晴らしい状況にあります。
事の始まりは1ヶ月前…。
実況者大人数での飲み会で、珍しく盛大に酔っ払ったキヨとフジの2人は同時に私に告白してくるという珍事件を起こします。
牛「おおお?!、モテモテじゃん?w」
なんて囃し立てる牛沢。
「…ほんと、やめて…。二人共からかってんの?」
キ「からかってねーし」
キヨが口を尖らせて言う。
フ「まさかこんな所でライバルになるなんてな」
フジもバチバチと火花が散っている。
そして2人に詰め寄られると、声を合わせて
キフ「どっちが好き?!」
「え?!!そんな…急に言われても…」
ガ「キヨとフジ、ちゃんに他に好きな人いるかもとか彼氏いるかもとか考えないのかね?ww」
と、ガッチさんがボソッと呟く。
そして私が答えを出せずに今に至る。
この1ヶ月も2人はあの手この手で私に色々と仕掛けてきた。
酒の席での事だったし、まさか2人が本気だったとは…。
キ「あーもう、我慢出来ねー。こうなったら実力行使だ」
フ「そうだなー、ここはキヨに賛成」
「…え…?」
身の危険を感じた頃には時すでに遅し。
気付けば目の前には天井とキヨの意地悪そうな顔。
その顔が近付いてきて、反射的に目を閉じると唇に柔らかい感触。