第5章 2人の思い出と永遠
気が付くと、あたりは海岸線だった。
「あさの海も久々じゃねえ?」
「うん。そうだよね。」
2人で手を繋いで海岸を歩く。
「なあ。名無し。」
「なーに?」
突然しゃがみだす隆二。
「へ?なになに。」
彼の行動がよく理解できない。
私の手を取ると、こう言った。
「籍を入れるのはまだ先になってしまうけど、どうか俺を信じてついてきてほしい。結婚しよ。」
べたにも手には指輪が入った箱があった。
「…。ほ、ほんとう?」
突然すぎて混乱する。
「こんな事して冗談とかねーだろ。で、どうなの。。。答えは。。。」不安そうな顔の隆二。
「いいに決まってるでしょ、、、」そういうと隆二に抱きついた。その衝撃で2人とも砂浜に倒れこんだ。
「おわっ!」
私は、覆いかぶさるようにして隆二にキスをした。
私達は何回もキスを交わした。