• テキストサイズ

【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第13章 常闇の彼方にとらわれる(黒尾鉄郎)


耳元で甘く名前を呼ばれると、身体があっという間にその準備に入る。
「やぁ…だめっ…」
腿を擦り合わせてやり過ごそうとした。
既に腰が甘く痺れていく。
いつものように唇に軽いキスをされ、段々と深くされていく。
ようやっと冷めたはずの、動物のような疼きが収まってきたところだったというのに、また呼び起こされる。
それは、本能だ。
私は、私の遺伝子は、私の中の細胞が、このヒトを欲しがっている。
あっという間に受け入れる準備が整ってしまうのに、ソコに入るのは生き物ではない。
「はローションいらずだな…」
「やぁんっ、嫌わないでぇ…!
あっ、あっ、あああっ!」
「嫌わない」
割れ目に指を入れ、どのくらい蜜が溢れているか確かめたようだ。
赤い舌が指に余分についた蜜を舐める。
それすらも、刺激になる。
異物の頭が私を裂いて入ってきた。
「んんぁ、あっ……!!!」
ぐっと奥まで入れられ、尚且つ知られている私の弱点を思いっきり擦られる。
さっきまでの余韻で敏感になっているせいか、ナカに入ってきたモノのカタチがよく分かる。
ゴツゴツとしていて、冷たくて、 火照った身体には氷のようにすら感じる。
ショーツで抜けないようにストッパーをされると、黒尾先輩はにやっと笑いながら電源を入れた。
「あああああああっ!」
振動が始まり、しかもうねうねと生き物のように体内で動かれる。
気持ちよすぎて怖い。
/ 238ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp