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【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第11章 常闇の彼方に(黒尾鉄郎)


「はぁあっ、や、らめぇっ、あっあっああああ!!!」
打ち込まれる度に達してしまっていて。
閉じられない口に差し込まれる舌が全身を痙攣させる。
「んんっ、ふぅ、ん!」
吸われれば、まるで私が先輩自身にしていたかのように、ちゅうちゅうと音を立てられ、端から垂れる水分を舐めとられ、奥歯の裏側の敏感なところを撫でるように這わされ、生理的な涙が止まらなくなる。
せっかく、可愛く見られるようにお化粧直したのに。
意味もないくらい乱されてしまう。
「んんっ、はぁ、あっ、…うあぁあっ!!」
お尻を少し持ち上げられて、穿つように腰を打たれた。
もう、頭が真っ白で、何も考えられなくて、ただひたすら、与えられる全てが気持ちいい。
「ナカに、出していいか…?」
「ぁあっ、あっ、なか、くらさいぃっ!!
しぇんぱいっ、すき、すきぃいっ!!!!」
先輩は少しだけ笑うと、耳元で、
「愛してる」
と囁いてくれた。
嘘でも、嬉しすぎる。
詰まってしまって声が出せないかわりに、ソコをぎゅっと締め付ける。
どくんと身体に熱いのが注がれて、それすらも気持ちよくて指先が震える。
「はぁぁ、あっ………」
「そんなによかったか?」
「ん、はぁ…はぁ」
ゾクゾクするのが止まらなくて、肌が粟立つ。
引き抜かれると、とろりと合わさったモノが溢れてしまう。
それすらも勿体ないと思ってしまうのは、私が頭おかしいからだろうか。
シーツに広がった水溜まりを片付ける先輩を見つめて、涙を流した。
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