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【短編集】慟哭のファンタジア【HQ】【裏】

第1章 王子と気まぐれ姫(菅原孝支)


「ご、ごめんね、きもちよかった…な…?」
生唾を飲んだ。
腹の奥底がひっくり返るような、落ちるような。
冷たくて熱いのが全身に走った。
「それ、ずるすぎ」
柔くて細い身体に更に乗り、もう限界近い自身を宛がい、潤ったそこに侵入した。
「や、やぁっ!いきなり、そんな…っ!」
「ごめん…っ」
難なく受け入れられるそこは、半分近くが入ると、きゅっと内壁が寄ってきた。
「ほんと、情けなくてごめんなんだけど、も…」
「うごいて、いいよ…」
どうしたらいいかわからないまま、さんがゆっくりと腰を動かしてくれる。
そのまま合わせるように楔を打ち、彼女が反応する一点を探した。
「はぅあっ、あっ、い…、そこ…!」
本当に不様で情けなくて申し訳なかったけれど、彼女の美脚を肩に掛け、より一層深く押し付けると、ひくひくと震えた。
「ああっ!すが……く、あっ…っ!!」
「く、ぅ…」
1人の時より奥から流れてくるような快楽は、思ったより早く、簡単に来てしまい、なんとかギリギリ一緒に迎えれた、という感じだった。
慌ててナカから引き抜くと、すぐに白濁とした欲がさんのお腹を汚していく。
「はぁ、ごめん……」
「んっ、なにが…?」
「カッコ悪いなって…」
「そんなことないよ、気持ちよかったよ」
さんは、優艶に微笑んでいつもの軽いフレンチキスをしてくれる。
彼女が俺に対してだけは、気を遣わないのはよく知っている。
お世辞ではないだろうと安堵する。
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