第22章 食堂車でディナーを(赤葦京治)
「ひゃぁぁああっ!!あう、あっ、はぁ…!!」
「全く…、電車で、こんなことされて、気持ちいいんですか?」
「うん!きもちぃっ!きもちぃよぉっ…!
はぁ!っ、あっ…!もっ、もっとぉ…っ!!」
「くっ…」
電車の揺れに合わせて、さんの身体を貪る。
吸い付くかのように離さないその体内に沈めた己を、打ち付けるのではなく、ぐりぐりと押し込む。
「ぁあぁぁぁっ!!それ、それぇ、きもちぃ、あっいく、いっちゃうぅ…あぁあっ!!」
何回目かわからないさんの絶頂を、腕の中で、そして体内で感じとる。
恋い焦がれたその人が、己の肉体に支配されるのは、あまりにも強い快感だ。
締められるそこの一番奥の入り口に向け、溜まりにたまった欲をドクドクと吐き出した。
「あああっ!ふあっ、ん、でてるぅ…あ、あっつぃい……」
「まだまだ、注いであげますから…」
「ふ、ん…、もっとぉ…」
「呆れた人だ…」
くすくすと笑いながら、乗換駅で降りる。
もう真っ暗だが、街明かりが眩しい。
足元すら覚束無い彼女の手を引いた。
そのあまりに美味なフルコースを平らげ、
デザートまで頂こうと思うのだ。
身体の相性が良すぎるのも、問題かもしれない。