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学園薄桜鬼

第4章 家族


総司と一君と別れて先生のもとに向かう



「なんですかー?」


「おう来たか

悪いな呼び出して」


「いえ、

でもなんです?原田先生に土方先生まで」


ふーっとため息をつく土方先生


「とりあえずここ座れ」


原田先生は自身の隣の空いている席を指差す


「うん」

言われたとおり座る結那


重苦しいほどの空気感を打破したのは土方先生だった


「結那、先生の容体はどうだ」


土方先生の言う先生とは結那のおじいちゃんの事である

土方先生や原田先生、永倉先生、この学園の校長である近藤先生が結那のおじいちゃんの道場にいた人たちだ

「元気ですよ」


「そうか!よかった」

原田先生はほっとした顔をした


「ただ、もうおじいちゃんは竹刀を握る事はできませんけど」


「それはどういうことだ!!」

永倉先生は大声だして結那に問い詰める


「落ち着け新八

結那がビビッてる」


急に大声出した永倉先生の声にびくっとしてしまった結那を原田先生は見逃さなかった


「先生の、、、病気、、そんなに酷いのか?」

冷静な土方先生ですら声が震えている


「食道癌ステージ4

もう色んなところに転移していて手の施しようがないって
余命1ヶ月」
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