第12章 彩雲
「じゃ、ちょっと離すけど我慢しててね」
「……うん」
俺は、誕生日に有働さんからもらった誕生日プレゼントのリボン、可愛いから取っといたんだよね~
こんな素敵な使用方法があったなんて♡
持って来た赤いレースのリボンで、さとしくんの根元をキュッと結んだ
「蝶々結び、可愛く出来た♪」
「…なんか、恥ずかしいよ~」
首を上げて、反り立つ茎に結ばれた赤を確認した智くんは、パッと赤くなってそう言った
「ふふ、今更でしょ?…じゃ、いくよ」
「うん…もし、止めてって言ったら、止めてよ~?」
「どうかな~?聞こえたらね…」
俺は、リボンの上からそっと握り、尖端に舌を這わした
チロチロと小さな穴を甚振ると、濃い目の味がした
「ああっ…しょうくん…気持ちイイよ~」
褒められた俺は、気を良くして、膨らんだ先っぽを咥内に含み、舌と歯を使って丁寧に愛撫した
「…ちょっ…やっ…そんなこと、したら…」
「…気持ちイイでしょ?自分で脚広げたじゃん」
「でも…そんな、こと…したら、直ぐに…出ちゃうよ…」
「大丈夫♪出ないようにしているでしょ?」
「…あ~、そっか…やぁっ///ああ、んんっ…」
俺の与える甘美な刺激を全部受け止めて、智くんの身体が小刻みに震え出す
追いつめるべく、硬く縮み始めた袋を左手で包み、そっと揉み込んだ
「…ああ…それ、無理だっ…翔ちゃん、ちょっと…休憩…」
「…らいろうふらって♡」←大丈夫だって、と言っている
「やっ///ダメだよ、ねえ、しょお…ああぁっ…やあぁだ…」
近いな…
最後の追い込みのつもりで、堅く尖らせた舌先を、そっと鈴口に差し込んだ
「やあああああぁっ/////////」
その瞬間、智くんの背中が弓のように綺麗にしなってから、脱力してベッドに沈んだ
見ると、縛っていても漏れ出した雫でリボンが濡れていた
「…智くん…イッた…よね?」
目を閉じたままの彼に、そうっと声をかけると、
熱に浮かされたような潤んだ目を俺に向け、
「死ぬかとおもった…」
そう言った