第12章 彩雲
【翔】
ちょっとねちっこく焦らしすぎたかな?
……にしたって、早くね?
普通なら、『やだ、この人早い人かしらぁ?』って思われちゃうのが嫌で、グッと我慢する場面だろうけど…
この人ってば、全然そんな気もなく、
さっさとイク気だ……
もっと激しく擦ってくれとお強請りし、それでも足りないとばかりに自ら腰を揺らして、
ひとりで頂き極めようとしてやがる
「あぁっ…だめっ…イッちゃうぅっっ…」
…………
「…え?なんで?」
目を閉じて、あっという間にその瞬間を迎えようとしてるそいつ根本を、きゅーっと握ってやった
まさに、マグマが噴き出す5秒前だ
なんでそんな悪魔みたいなことするの?
という驚きの表情で、智くんが見てる
うふふっ、可愛い❤️
どんぐり取られたリスみてー♪
まあ、実際そんなリス、見たことないけどね
……だけど。
その顔が、俺のSっ気を猛烈に刺激するんだ
「ぐふふっ、堪んねぇ~」
「何が?ねえ、どうしてイカしてくんないの?後ちょっとだったのに…」
「みたいだね~♪」
「ねえ、離して…」
「どうしよっかな~…」
「翔くん!」
……智くん、お願いするときは、もっと下から行かなきゃ~
そんな怒った顔して見せても、俺、ますます…
あ……いいこと考えついちゃった♡
「智くん、ドライでイッたこと、ある?」
「ドライ?…何だ、それ…?」
こんなはち切れそうなイチモツ握られてて、小首傾げてマジで考えてるって…
ホント、あなたって最高だよ♡
「射精しなくてもイケるらしいんだ~♪」
「えっ?そんなこと、できんの?」
「うん。出すより、イイらしいよ…」
……
あ~、興味持ったな~…
そんなのあるなら、やってみたいって…思ってるでしょ?
「やってみる?」
「……痛くないよね?」
「もちろん、意識飛ぶほど、イイらしいよ…」
「……」
OKみたいだね♪