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kagero【気象系BL】

第1章 風花


「雅紀、すごいね…もうこんなにしてるの?」

ジーンズと下着を脱がされ。

現れた硬く滾ったものを見て、翔ちゃんが薄く笑った。

その間、俺は顔を背けながらも。

抵抗はしなかった。

「言わないでよ、そういうこと…」

恥ずかしさに顔を隠そうとした両手首を掴まれて、優しくシーツに縫い止められる。

「なんで?嬉しいよ。俺で欲情してるってことでしょう?」
「お願い…言わないで…」


本当は、ダメなんだから…

ニノ以外の人に、欲情してる、なんて…


翔ちゃんの痛いほどの視線を感じるけど、目を合わせられないで顔を逸らしていると。

ふーっと深いため息の後、覆い被さっていた重みが離れ、衣擦れの音が聞こえてきた。


服…脱いでる…?


そっと音のする方を見ると、翔ちゃんが服を全部脱ぎ終わったところで。

筋肉のついた体の中心で存在を主張する、翔ちゃんのそそり勃ったモノが目に飛び込んできた。

心臓が、突然壊れそうなほど大きな音を立て始めて。
慌てて、目をぎゅっと瞑る。



翔ちゃんの裸なんて、何回も見てんのにっ…

なんでこんなにドキドキすんだよっ…!

そんなの、今さらっ…




「…雅紀…」

翔ちゃんが、優しい声で俺を呼ぶ。

再び、覆い被さられて。

俺のモノに翔ちゃんの熱いのが重なった。

「雅紀…握って?」

シーツに投げ出してた手を取られ、そこへと導かれる。

おずおずと合わさった二つの滾りを握り込むと、翔ちゃんの手のひらが上から包み込んできた。

「一緒に、気持ちよくなろう?」

翔ちゃんが、俺たちのをゆっくりと扱き出す。

「あっ…あ、は、あっ…しょ、ちゃんっ…!」

翔ちゃんの熱が、触れ合った部分から俺の中に入り込んできて。



なにも、考えられなくなる…



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