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kagero【気象系BL】

第6章 霧海


【雅紀】

真っ白なシルクみたいな滑らかな肌が、少しずつピンク色に染まってく。

玉のような汗が、いくつもいくつも吹き出して。

月明かりを反射しながら、キラキラ光ってる。

それがまるで宝石みたいで。


何回も見たはずなのに。

今まで知らなかったニノを見つけた気がした。


「はっ…あ…雅紀っ、もっと…」

快楽に支配された唇は、素直に俺を求める言葉を吐く。

蠢くナカは、俺の全部を欲しがるようにキツく締め上げてくる。

「あ、あっ…ニノ…いいっ…」

俺はその細腰を強く掴んで。

思いの丈をぶつけるように、激しく腰を送った。

「あっ…は、ぁっ…まさき…まさきっ…」
「…っあ…ニノ…愛してる…」
「まさきぃっ…」

切ない声音で、何度も俺を呼ぶニノの瞳から、ポロリと涙が零れ落ちて…



ごめんね…

もう、泣かせないから

ずっとずっと

ニノが笑顔でいられるように

頑張る、から…



「はっ…ぁ…もう、ダメっ…」

また勃ちあがって、俺の動きに合わせて揺れる茎を自分で握ろうとしたのを遮って。

「俺も、限界…一緒に、ね…?」

熱く滾ったそれを握ると、嬉しそうに微笑んでくれた。

「あ、あ、あ…んっ…イキ、そ…」
「っ…俺、もっ…出すよ…?」
「んっ…欲しい…雅紀の、ちょうだいっ…」

滅多に聞けないお強請りに、一瞬にしてカッと体が熱くなって。

俺は一気にラストスパートをかける。

「あぁっ…やぁっ…くるっ…イッちゃうっ…」
「くっ…でるっ…」

俺の全部を搾り取るように、ニノのナカがぎゅっと締まって。

堪えきれずに、ありったけの欲を最奥に吐き出した。

一拍遅れて、ニノの腹の上に彼の白い欲が散る。

「一緒って…言った、のに…」

乱れた息の下から、恨めしげな声が聞こえた。

「ほぼ一緒だったじゃん!」
「おまえの方が早かった。ホント、持ち主に似て堪え性がないよな」

そう言ってまたぎゅっと締めてくるから。

俺は仕返しとばかりに、まだ硬さを保ったままのじゃじゃ丸で奥を突いてやった。

「あんっ…」

可愛い声が、上がった。


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