第5章 霖雨
「ああっ///」
不意に与えた刺激に、
予想通りの、いや、それ以上の反応をする智くん。
「ここ…感じるんだね?」
「…うん…」
「気持ちイイ?」
「…うん…いい…もっとして…」
俺は、気付かれないようにそっと笑った。
だってもう、素直な彼が可愛すぎて…
「仰せのままに…」
そう言った俺は、彼が喜ぶそこを、
舌先で転がし、甘噛みし、吸い上げた。
「んふっ…あぁ…しょおくん❤」
…想像を超える可愛すぎる彼の喘ぎ声に、
俺のはどんどん期待して質量を増していく。
それまで、もう片方の粒を甚振っていた手を、
ゆっくりと滑らして脚の付け根に触れた。
ピクリと跳ねるけど、何も言わない…
ズボンの上からでも、はっきりと分かる変化に沿って、手を滑らすと、
智くんはその先を強請るように、腰を揺らした。
……確定だな。
この人男とこういう事するの初めてじゃない。
ソッチもしっかり経験済みって訳だ。
それなら話は早い…
吸い上げていた胸の先から口を離し、
もう一度、花のような唇を奪う。
深く…激しく…
その隙にズボンのボタンを弾き、下着と一緒にずり下げようとすると、智くんは、腰を上げて俺がするのを助けた。
……目の前に、一糸纏わぬ智くんの肢体…
初めて見るって訳でもないのに、
なぜだか今日は、妙に艶めかしい…
だってさ…こんな反り返った状況の『さとしくん』
初めて、だから…
「智くんの、おっきいね…」
俺の言葉に、
「やだ…恥ずかしいよ…」
そう言って膝を曲げて、隠そうとした。
………今更じゃん…
でもさ、そういうの、嫌いじゃないよ?
閉じられた膝を割って、間に入ろうとすると、
智くんはその膝に力を入れた。
「なんで?」
「だって///翔くんも、脱いで見せてよ…」
唇を突き出して、頬を膨らませた。
……この人、いくつだっけ??
思わず笑みが零れた。