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許嫁は戦国武将〈イケメン戦国〉

第8章 十六夜月


終わったのか.....?勝ったんだよな?


「良かった!葉月が勝って良かった
なっ桜花!!」


「うん!?葉月はやっぱり強いね」


冷や汗をかきながら試合を見ていた俺は
葉月が勝ったことをやっと実感し桜花の
手を取って喜びを爆発させた
その後着替えた葉月と一緒に広間に集まった


「残念だったな利家」


「予想以上に葉月が強くて驚きました
が、俺は諦めません!また挑戦させてください!?」


「さっさと帰れ」


辛辣に言葉を発する家康に苦笑いを浮かべたが
余計なことは言わないように口は閉ざしたままにした


「そういえば信長様、呼ばれた理由はなんでしょうか?」


「本題がまだだったな」


その言葉に俺と桜花がビクッ肩を震わせた


「利家、貴様を呼んだ理由は...暇つぶしだ」


「......は?」


ひまつぶし.....?
暇つぶしって言ったよな?
ってことは縁談はなしってことでいいんだよな?


「では俺はまた腕試しにでも行ってきます
またな葉月」


俺が気付いた時には利家は信長様の挨拶をして席を立って出ていくところだった


「さてと面白いもんも見たことだし帰るとするか」


「私は書庫に行ってまいります」


「俺も御殿に帰ります
行くよ葉月」


『うん』


「またね葉月」


「気を付けて帰れよ」


こうして信長様の暇つぶしは終わりを迎えた
桜花の縁談も無くなり安心し
この日はぐっすりと熟睡が出来た


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