第3章 発想と創造の協奏曲
幸平「まぁ...あれくらいはやれるだろーね」
田所「え...?」
幸平「アレは...現場を知ってる手だ。」
関心していると、もう彼らはオーブンで焼いていた。
「フォルノ アッチェンデレ」
その瞬間、オーブンの火が一気に着いた。
タクミ「申し遅れた、オレの名は タクミ・アルディーニ。こっちは
双子の弟のイサミ・アルディーニ。オレたちはトラットリアの厨房に
入っていた。」
トラットリアの厨房...!?イタリアの大衆料理店のことだ。
彼らの地元はどこだか分からないが、昔行ったことのあるかもしれない...
タクミ「キミと同じさ幸平、このオレも...現場で城を守ってきた
料理人だ。」
そう言ったタクミくんは調理服の肩に記された
トラットリア・アルディーニという文字を見せてきた。
タクミ「"客の前に立ったこともない連中に負けるつもりは無い"だって?
そんな台詞はオレを倒してから言ってもらおう。」
そして目に力を込めて
タクミ「アルディーニとゆきひら...どちらが格上か教えてやる!」
幸平「おもしれー...かかってきな!」