第3章 発想と創造の協奏曲
こうして、気づけば私達と先ほど喧嘩を売ってきた彼らだけが残った。
「勝負といこうぜ幸平」
幸平「勝負だと...?」
「どちらが格上か決めようじゃないか」
わ〜これは少年漫画っぽいめんどくさい展開だぞ!?
「乾シェフ!この決着...アナタに委ねたい!
どちらの料理こそが美味か、厳正なる審査を_____!」
乾「え...何でですか?課題と関係ないですから...いやですけど...?」
金髪の彼が堂々と言ったまでに、乾シェフがバッサリと断ったので
微妙な空気が流れた...
千秋「ぶふっ...」
やばい、思わず吹き出してしまった。でもこれ笑わずには
いられないだろ!
幸平「おいおいとどーすんだコレ?お前がはしゃいだせいで
妙な空気に...」
千秋「そ、創真くん!そんなこと言っちゃかわいそうだろ...ふふっ...」
田所「千秋ちゃん!!余計言っちゃだめだよ!」
創真くんがニヤニヤしながら煽っているのを止めると
金髪の彼は顔を真っ赤にして震えていた。