第14章 1ページ完結物3
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今年ももうすぐ終わるね
季節が巡るたびにあなたとの思い出はまた遠くなるようで
ちょっとさびしいんだ
臆病すぎて伝えられなかった気持ち
曖昧すぎて現実にはならなかった夢
それでもあなたと過ごした日々は嘘じゃないんだよ
このまま楽しい日々が続いていくんだと
いつまでも続くと
何の疑問ももたずに思っていた
ただ毎日を単調に繰り返していた僕はあなたと出会って変わったんだ
悲しいことがあっても
泣いていても
あなたがいればまた笑えた
思い出を振り返っては涙がこぼれてしまうけれど
そんなこともあったといつか笑えるのかな
End