第4章 M&N 2
俺は二宮和也 高3。
高校に入学してすぐ、数学の松本先生に恋した。
生徒に寄り添うような教え方、たまに見せる厳しい顔、雑談している時の少年みたいな笑顔……
あの笑顔を俺だけに向けて欲しくて猛アタックしたけど、先生は同僚の相葉先生が好きだった。
告白してフラれて、先生の恋を応援しようとしたけどやっぱり忘れられなかった。
相葉先生は結構鈍感で、松本先生はよくへこんでて……
N「俺にしとかない?(笑)」
M「……やめろよ(笑)」
やっと晴れて両思いになった2人……
めでたいことだけれど、俺は寂しい……
とうとう手が届かない人になっちゃうんだなって……
いや、フラれたし見込みはないって分かってたよ?
でも、どこかで期待してたのかもしれない。
もしかして、いつか振り向いてくれるんじゃないかって。
ねえ、先生……
今度こそ諦めるからさ……
忘れさせてよ……