第4章 4
真央霊術院に入学すると決めてから、月に一度帰ってくるに毎回勉強を教えて貰った。
斬拳走鬼、テストに出やすい問題などについて細かく教えて貰い、俺たちは日々真面目に勉強した。
鬼道は苦手だったが、は根気強く教えてくれた。
「恋次くんの筆記の点数は特進レベルですね。組手も打ち込みは激烈。ただ鬼道系は暴発しやすいので、それを操れるようにきちんと次会うまでに練習しておいてください。ルキアは斬拳走鬼のバランスはいいのですが、平均的な学生レベルです。特進に行くにはもう少し頑張らないとダメですよ。」
「はい、母様!」
「つっても、鬼道っていまいちよくわかんねーんだよな。」
「鬼道はイメージですよ。例えば破道の一なんかは指先から小さな衝撃波が出るイメージ……ほら、水瓶の水面に指を入れると揺れるでしょう、そんなイメージをしながら出すと、上手くいきますよ。」
「水面に指を……」
「まあ、人によってですがね。」
そう言って破道の一 衝と呟く。
するとの指先の先がさすほうの桶が、バキリを音を立てて割れた。