第2章 友達以上/fj
キ「2人だけの時間を過ごしてもに何の気も起きなかったらフジ、諦めろ」
フ「えーっっ!」
確かに長い付き合いではあるけど、今まで2人きりになった事ってなかったかもしれない。
こ「珍しくキヨがまともな事言ったw」
キ「おいw」
ヒ「フジ、がんばれー」
そう言いながら部屋を出て行こうとする3人。
「えっ、えっ、困る!」
焦る私に
フ「、いい機会だと思う。本当に俺に何の感情も湧かなかったら、俺もいい加減諦めるよ」
とフジは真面目な顔で言う。
「うっ……うん…」
そのままキヨ、ヒラ、こーすけの3人は出て行き、本当に2人きりになる。
「…本当に行っちゃった…」
フ「ねえ。今は俺の事だけ意識して?」
立ち尽くしていた私の腕を引きソファのフジくんの隣に座るように促される。
(え…なんだろ……すごく緊張…というかドキドキする…)
フ「……」
「……」
(気まずい…どうしよう…)
フ「?」
「!!……なにっ!?」
あまりに意識し過ぎて、声が上擦ってしまった。
フ「大丈夫?なんか…震えてない?」
「えっ…あ…」
そう言って私の顔を覗き込んできたフジくんに思わず目を閉じてしまった。
フ「…それは…都合よく誘ってると取っちゃうけど…いいのかな?」
「!…ちがっ」
と顔を上げた瞬間
……ちゅっ
「んっっ!?」
唇に柔らかい感触があって、目の前にはフジくん。
「っ…あ…」
フ「ごめん…」
短く小声で言うと、また口付けられ舌が侵入してこようとする。