第10章 back again〜SNJ〜2
「潤くん、大好き」
「潤…愛してる」
耳を舐めながら二人に甘く囁かれ…
聞き慣れたニノの甘い囁きも…
言われ慣れない翔君の甘い囁きも…
どちらもが混ざり合って…
幸せ過ぎて…
本当ならおかしいこのじょうも、どうでもよくなって…
二人の唇が耳から離れ、左右の胸におりた事にすら気付かず、ただ二人から与えられる快感に溺れる。
そして…
ニノが甘く吸い上げた…翔君が甘く噛み付いた…甘いその刺激に、触れてもいない俺のモノから、白濁が溢れ出した。
「……潤くん、ここだけで、イっちゃった、ね」
「まだ全部できってねーな」
「やっ…もぉ…さ、わらない、で…」
ニノが先程まで舐めていた場所を指で弾き…
翔君は未だにタラタラと欲望を流しているモノをシゴいて…
これ以上の快感には耐えられそうにもなくて、身をよじるけど、簡単に二人に押さえられて、止められない刺激に体の奥から尿意に似た何かが這い上がってくる。
「ダメ、なにか、出ちゃう…お願い、もぉ、はなして!」
必死に逃げようとするけど、二人で片手ずつ拘束されて、どうやったって逃げる事ができない。
「ヤダ、ヤダ、なんか、くる…でる、出ちゃう、ってば!」
「いいよ…潤くん、すっごく、綺麗。そんな潤くんから何が出るから…全部、ね…見せて?」
「やっ、きらいに、なるよ。ヤダ、やだよ」
なんとかその波をやり過ごそうとギュッと目を瞑って歯を食いしばり…
そうして首を振って拒んでも、二人ともその手を緩めてはくれなくて…
「ほら、潤くん…翔さんなんて、言葉も出せないぐらい、潤くんに夢中だよ?」
「そ、んな…」
ギュッとつむっていた目を恐る恐る開けて翔君を見ると…
そこには強い眼差しで俺を見る翔君がいた。
「しょ…ぉ、くん…」
「おまえ、マジで…ヤバいだろう」
「だから…おかしくなっても、嫌いにならないかって…聞いたのに」
「バカ、嫌いになんか、なるかよ。色気ダダ漏れ過ぎて、ヤバいって言ってんだから」
その言葉が嘘じゃないとでも言うかの様に、翔君の唇が俺の唇に触れ、優しく唇を喰む。
その間にニノは俺の胸に再び唇をを寄せ…
そして翔君の手も、俺のモノを緩々と扱く。
二人の手にどんどん追い上げられて…心も体も、気持ち良くて…堪らない。