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愛のカケラたち【気象系BL】

第10章 back again〜SNJ〜2





「もぉ、だから俺が教えてあげようか、って言ったのに。せっかく俺がお膳立てしてあげたそこは、まずは優しく扱ってあげなきゃ…ねぇ、潤くん」



少し涙目になっている俺の髪を優しく撫でた後、ニノの指が優しく俺の胸を撫で、そして同じぐらい優しい動きで赤く立ち上がっているそこを摘んだ。



「もう、こんなに大きくなってる。紅く熟れて…収穫前のイチゴみたいだね。だから、潰さない様に、甘く…優しく…ね…」

「んっ…ぁっ…、か、ず…」

「気持ちいい?潤くん、ここ触られるの大好きだもんね。大好きになるように、俺が開発したんだけど。ほら……ね、もっと感じて、翔さんに、見せてあげなよ」



俺の目の前に翔君がいて、俺たちの姿を見ているのに…
でも既にニノの愛撫に慣らされている体は快感を追う事で精一杯で、耳元で囁かれるニノの甘い声に逆らう事も出来ない。



「ここ、気持ちいい?」

「んっ…きもち、いぃ…ン、アっ…」

「じゃあ、翔さんに、吸って貰おうか。潤くん、指より吸われる方が好きだもんね」



ニノの言葉に導かれる様に、翔君の頭が近付いてきて…その唇が先程とは全く違う優しさで俺の胸に吸い付いた。


でも…
ニノに溶かされたそこは、今度は優しい愛撫では物足りなくて。


まるで羽で体を撫でられている様な焦らされている感覚。
焦れったくて…もっと強い刺激が欲しくて…


そう思ったのに、ニノの愛撫とも違うその焦れったい感覚が、次第に体の奥から未知の快感を連れてきて、今まで感じた事も無いような、深い快感に襲われる。

男の摂理とは全く違うものが奥から上がってくる感覚…
ジワジワと上ってきた快感はどんどん強さを増して…

このまま愛撫を続けられたら…



「い、や…だめっ」

「…やっぱり俺のは…気持ち良く、ないか?」



俺の胸から顔を上げた翔君の目には、いつも俺を抱く時の強気な色は無くて…
そんな顔をして俺を抱く翔君なんて、見た事が無くて…


深い快感に攫われそうで、このままいったら、どんな自分を見せるか怖いけど…
でも、翔君にそんな目をさせるぐらいなら…


不安そうに目を揺らす翔君の頬に手を添えて、首を横に振りながら微笑んだ。


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