オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥
第6章 □
この雑居ビルの地下には、オレの友達がやってるマッサージサロンがある。
すりガラス張りの扉を開けて、オレはその店に入った。コロロンコロロンとドアベルが鳴った。
「いらっしゃいませ…なんだ、赤坂か」
「おい、なんだはないだろ。ちょっと近くまで来たからさ、脚揉んでくれよ」
オレの友達である伊豆は、若いけど腕は確かだ。色々マッサージ屋に行ってみたけど伊豆が1番上手い。だからオレは可愛いお姉さんのいる店ではなく、わざわざ男に揉んでもらいに来てるのだ。
ちなみに、知り合いとはいえちゃんとお金は払ってるからね。割引してもらってるけど。
「そういえばさ、店の前で女の子とすれ違ったけど、あれお前のところのお客さんだろ?ピンクのワンピースの子。可愛かったなー」
デカい椅子に座って足揉みを受けながらそう言うと、伊豆の手がピクリと動いた。
「ああ…可愛いだろ。惚れるなよ。オレの彼女だから」
えっマジか。知らなかった。
「どっちから告白したんだ?お前から?彼女から?」
「いや、告白はしていない」
ん?
どゆこと?
「あ、もしかして彼女候補とかか?これから告白予定みたいな?」
「そういう訳でもないな。告白なんかしなくてもオレたちは繋がってるから」
んー…?