オイルマッサージで初中イキ!私開発されひゃいましゅうう♥♥♥
第2章 ♥♥
「まあ元カレもそっち方面は淡白というか…なんかあっさりしてる人だったと思うんですけど。あんまり気持ちよくなくて…ていうかむしろ、痛いし、みたいな」
「それは大変ですね」
「だから、ちょっと怖いんですよねえ、その…するの」
「そうだったんですね」
「それが嫌だから、恋愛にも消極的になっちゃって。あの時の彼氏以来、全然男性とお付き合いする気になれないんです。このままじゃいけないのかなあ〜って思うこともあるんですけど、でも付き合ったら絶対することになるじゃないですか。それ考えると憂鬱になっちゃって。痛くなくなる方法とか、わかんないですし。慣れれば大丈夫なんて話もありますけど、どうやって慣らしたもんやら」
「はあ」
「性感マッサージとかありますよね。ああいうのってどうなんですかね?本当に気持ちいいのかな?」
「お客様に気持ちよくなって頂くのがプロの仕事でしょうね。ただ、無免許で適当な看板を出している業者もいますので、安易にお勧めはできませんが」
「そうですよねー、盗撮とかの話も聞きますし。怖いですよねー。伊豆さんに頼めれば1番いいんですけどねーなんてアハハ」
「しますか?」
「え?」
え?
私は首を少し曲げて伊豆さんの顔を見た。
「マッサージ、しますか?」
伊豆さんはいつも通り、仕事用の真面目バリバリの目をしていた。
「あ…え、あ?そういうメニューあるんですか…?裏メニュー的な…」
「メニューにはないです。ただ、そういうことをお求めになるお客様は時折いらっしゃいますので」
「そうなんですか!?」
AVかよ
「えっ…求められたら、するんですか…」
「あまり過激なことはお断りしていますが。手でだけでしたら、お受けすることはあります」
AVかよ
「繊細な部分に触れることになりますから、もちろん強要はしません。桃浜さんのお好きなように決めて下さい」
伊豆さんはギロリとした目で私を見据えてきた。こわ…。
伊豆さんの目が怖いのか、伊豆さんの提案した話が怖いのか。もうどっちかわからない。
でも私は
「いや…いつも通りでいいです…」
と返事した。