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〘轟焦凍R18〙初めての愛を集めて

第8章 *愛=嫉妬*




「怒ってるんじゃないの。ちょっと感情を表すのが苦手で…気を悪くさせたならごめんね?」


「いや、俺は全然!変なこと言ってごめん!」


やってしまった…。
自分から言うという事はユイちゃん自身も気にしているんだろう。
それをピンポイントで言ってしまうなんて俺は本当にダメな奴だ。
でも、ユイちゃんはそんな事気にしていないように話を続ける。


「良いよ、慣れてるから。むしろ言ってくれたほうが説明できるし誤解されなくて済むから」


「そっか……よかった…」


ユイちゃんは今度は少し笑った。
安心して緊張がふっと解ける。


「そんなに気にしてたの?」


「いや…俺思ったこと直ぐ言っちまうから…」


「ほんっとにそうだよなー!でも俺はそれもいい所だと思うぜ!」


そう言って肩を組んできたのは切島。


「おはよう、切島くん」


「おう!」


切島の誰に対しても分け隔てなく話せるコミュ力は凄いと思う。俺も別に人と話すのが苦手なわけではないが、この時ばかりは切島が神に見えてくる。


「何の話かは知らねぇけどコイツは素直なだけなんだ!あんまり悪く思わないでくれると助かる!」


突然現れた救世主、切島が俺の好感度をどんどん上げてくれる。まさに神。


「僕は切島くんも上鳴くんに負けず劣らず素直だと思うよ」


緑谷も声を掛ける。


「全然気にしてないから大丈夫だって。みんないい人だと思ってるから」


「結局はそこに行きつくよな!」


最初はぎこちなかった会話も自然と盛り上がって、朝の楽しい時間はあっという間に過ぎていった。



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