第7章 *嫉妬=熱*
「焦凍…?」
物欲しそうな顔をして俺を見つめるユイ。
俺は今ユイがイクのを寸止めした。
「俺は怒ってるって言っただろ…?」
余裕なんて本当は無いけれど、余裕そうな笑みをユイに向ける。
俺も忘れていたが、今日ユイを家に呼んだのは仕置きをする為だったのだ。どんな男にも警戒心が無く、俺以外の男に平気で呼び捨てで呼ばれる。
「俺ばっかり嫉妬して…そんなの不平等だよな」
「何を…あああっ!」
ユイの細い腰を掴み、一気に最奥まで突き上げる。
まだ痛みも残っているようで、ユイは悲鳴にも似た声で鳴いた。
またイク寸前に自身を引き抜く。
「なぁ…お前は誰の女だ?」
ユイの口から直接聞きたくて、そんな質問をした。
するとユイは俺の顔を引き寄せておでこ同士をくっ付ける。
「名前で呼ばれてる事…そんなに嫌だとは思わなくて…ごめんね…?でも私は焦凍に名前で呼ばれた時が一番嬉しいよ」
「あぁ、嫌だ」
「ごめんってば……」
「ユイ…イキたいか?」
喋りながらも足を擦り合わせているのに気づいて、一気に3本指を入れる。
「うっ…あぁ……も…無理…」
3本の指を更に激しく動かす。
「はぁ…あっ…やぁっ!」
「ダメだ。これはお仕置きだからな」
そして指を引き抜く。焦らされ続けているユイの蜜壷からは止めどなく蜜が溢れ、中も指を離すまいとキュウキュウと締まっていた。
(そろそろイカせてやんねぇと俺のもヤベぇ…)
ユイの前では余裕な顔をしているものの、ユイが達していないという事は俺も自動的に焦らさていることになる。
「しょ…とぉ……」
「その顔、最高にそそる」
イキたくてもイケない、そんなユイの顔は俺にとっては最高の媚薬となる。
足を擦り合わせる仕草も、少し触れるだけでピクっと体を弾ませるのも、全部が媚薬だ。
ユイの上に跨って今度はゆっくり挿入する。
大きくなる俺とは反対にどんどん締め付けが強くなるユイ。気を抜けば直ぐにイってしまいそうだ。