第7章 *嫉妬=熱*
§ 轟side §
一緒にイきたい、と言うユイは今にも達してしまいそうだ。
こんなことを言わせるのは俺だけ。誰にも渡してやらない。
触られてもいないのに反り立った自信を取り出して、ユイの秘部に先端だけくっ付ける。すると、ユイの秘部がヒクヒクと動いた。
そして体もビクッと動く。
「出来るだけ優しくする」
俺はそっとユイの頭を撫でる。ユイは撫でるととても優しい顔をして笑う。頭を撫でられるのが好きなのだろう。
「うん…」
ユイは多分初めてだ。これは何の確証もないただの個人的な考えだが、男よりも女の方が初めては大切にするものだと思う。
だが、生憎今の俺にここでやめる余裕はない。
昨日買いに行ったコンドームをタンスから取り出し、急いで付けた。
「挿れるぞ」
ユイが痛くないように手に絡みついた液を軽く自身につける。
そのままゆっくりと腰を沈めると、ユイはより一層大きな声で喘いだ。
「ああっ!…はぁっ…んっ!」
「可愛い…もっと」
その声を聞いて、ユイの中に埋められたモノが大きくなっているのに気付く。
もっと聞かせろ。
「い…っ!んんっ!」
「悪い…っ…止められねぇ…」
ユイが痛がっているのは分かっている。
それでも俺は中に入れることを止めない。
「入ったぞ……」
汗で頬に絡み付いた髪を避けると、そこには「ありがとう」と笑うユイ。
「なんでありがとうなんだ?」
俺も笑いながら問いかけると、ユイは「言いたくなったの。好きになってくれてありがと」と抱き着いてきた。
「俺も、ありがとな」
「ん」
1度軽く口付けを交わしたあと、出来るだけゆっくり腰を動かす。
「あんっ…ああっ…んあっ…」
規則的にユイの口から零れる艶めかしい声に、律動は段々と早くなっていた。
「あんっ、あんっ!しょ…と…!」
「ユイっ!」
律動に合わせてユイの声も早くなり、中の締めつけも強くなる。
「もっ…ダメっ…!やぁ…っ!」
ユイがイく寸前、俺は素早く自身を引き抜いた。