第7章 *嫉妬=熱*
さっきから俺が胸を触るたびに自分から胸を揺らすユイ。無意識だろうが体は正直だ。ユイはもっとちゃんと触ってほしいんだろう。
「ユイ」
堪らず名前を呼ぶとユイは少し涙目になり、そして言った。
「焦凍…もっとちゃんと触って…」
「いい子だ」
ユイの頭をそっと撫でた後に形のいい胸を手の中で揉みしだく。ユイの手は俺よりも一回り小さいのに、胸は俺の手から溢れてしまう。小さくもないが特別大きい訳でもない。でも俺には大きさなんて関係ねぇ。
「んっ…んんっ…」
声を出すのを我慢しているユイの姿が俺を欲情させ、俺は右の先端を強くつねりながら引っ張った。
「ああんっ!」
ずっと待ち焦がれていた快感にユイの体が跳ねる。
それと同時に吐息を混じった声が部屋中に響き渡った。
「しょ…と…キスして…」
力なくユイの手が俺の首に回される。
自分から望んだことだというのに、名前で呼ばれると予想以上の破壊力があった。
「あぁ…でも口にはしてやらねぇ……」
がぶり、とその双丘にかぶり付けばユイは俺の背中に少し爪を立てた。
「爪、立てていい…」
そう言っても、何とか爪を立てないようにすユイ。
ユイの胸から1度口を離して自分のシャツとズボンを脱ぎ捨てた。早急な手つきでユイのスカートのホックも外して足からするりと抜く。
「ユイ...」
今度は口にキスをすると、俺の体にユイの胸がぴったりとくっついてきた。
ユイの体を抱き起こしてユイのブラとシャツを剥ぎ取る。
どこに触れても体と体が密着して、お互いの鼓動が聞こえてきそうだ。