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〘轟焦凍R18〙初めての愛を集めて

第11章 *林間合宿*



「あっれ~?もしかして君が噂の転校生?」


いちいち癪に障る声で喋りかけてきたのはB組の物間寧人。
事あるごとにA組に喧嘩を吹っかけてくる奴だ。


「この雄英に転校生なんて聞いたことないな~ねぇねぇ、どんなコネを使ったの?」


「………」


何か言おうとしたが、それを止めて下を向き、黙り込んでしまうユイちゃん。
雄英に転入してくるという事は世間からも、そして雄英生からも僻みや妬みの視線を向けられることになる。
それをユイちゃんは分かっているのだ。


「おい、その言い方止めろよ」


俺が止めに入るが物間はどんどんユイちゃんに迫って来る。


「君の個性は何?さぞ素晴らしい個性なんだろうね!」


「…っ…おい!」


物間がユイちゃんの肩を掴もうとした時、その手を掴んだのは俺では無かった。


「止めとけ。皆が見てる」




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