第10章 *Cultivate love (2)*
「はぁ…っ……」
湯船のせいなのか、はたまたこの状況に興奮しているのかまだ序盤だというのにユイの顔はこれでもかというくらい赤くなっている。
(そろそろココも触ってほしいか)
胸の先端と下の口に同時に触れると、ユイは湯船の中でクネクネと体をくねらせる。
高校生二人が同時に浸かると少し狭めに感じる湯船の中で水が揺れ動き、また少し、湯船の中から溢れ出た。
「あぁん…っ…焦凍ぉ…」
俺の手を掴むユイの腕には全く力が入っておらず、本当はもっと、と強請っているようにも見えた。
「ベッドの上じゃねぇんだからあんまり動くな」
「無理っ……んぁ…はあんっ……」
これでも動くのを必死に抑えているユイは、身体の代わりにいつもよりも大きな声で喘いだ。
ピンッと胸の先端を弾けばユイの口からも弾かれたような声を上げる。
「ああんっ!」
力の抜けた身体をこちらに向かせて双眸を吸い上げようとするけれどそれを隔てる布が邪魔で見ることすら叶わない。
ワンピースだから、下からたくし上げることも出来なかった。
「ユイ、服脱げ」
裾を持ちながら耳元で囁くと、ユイの腰がゆっくりと上にあげられる。
やっと露わになった布の向こう側にあったのは、ぷっくりとしたピンク色の先端。
服の中から散々弄り回していたせいでブラも乱れ、片方の紐がだらりと肩にかかっていた。
「いい子だ。いい子には褒美をやらねぇとな」
2つの双眸を中心に擦り寄せ、2つ1気に吸い上げると、ユイは俺の頭を掴みながら体を大きくしならせた。
「ああああっ!いやぁ……っああんっ!」
先端を舌の上で転がしてみたり、息を吹きかけてみたり……。
何かをする度に素直に反応するユイの身体。
まるで母乳を欲しがる赤ちゃんの様にユイの胸を貪りながら下に手を伸ばすと、もうそこはグチョグチョに濡れていた。
「感じた?」
ただ嬌声を上げるだけで会話も出来ないユイにわざと話しかけてみる。
ぐちゅり。
試しに指を入れてみると、慣らしていないはずの口はあっさり指を受け入れた。