第2章 藍色の糸 弐
その後は、何事もなく部屋に着き、荷物の整理とかをして一日を終えた。
二日目、教室に行くとまたもや私の周りに人が集まってきた。
「結ちゃんは何処の委員会か部活に入るの? 」
結 「あぁ…そうだね…」
普通、小学生と中学生は同じ委員会があっても一緒には活動をしないだろう。だがこの学園は、高校を除く小、中は一緒に委員会活動をするのだ。
高校生は色々と忙しくやらないとか。
部活は小学生にはなく、中、高は分けている。後、部活と委員会はどちらか入れば大丈夫らしい。掛け持ちあり。
なんとややこしい学園なのだろう。
でも私は一応決まっていた。まだ決定じゃないが、剣道部に行こうと思う。
何故なら私の家は剣道一家で、先祖様は有名な剣豪だったらしい。
有名な剣豪だったら歴史に名を刻んであるはずだが、ない。
小さい時、お祖父ちゃんに聞いてみたら「ご先祖様はシャイだから名前が一部しか知られなかったんだよ」と言っていた。
私の先祖、シャイらしい。意味がわからない。