第10章 藍色の糸 拾
結「変わった子がいるんだなー」
竹谷「孫兵はいい奴だぞーよく逃がすけどな よし、終った!」
最後の動物に餌をやり生物委員の仕事を終えた。
その後は竹谷と一緒に街に行き、甘味処で練乳いっぱいの苺のかき氷を奢ってもらった。
竹谷「もうすぐで夏祭りだなー」
結「そうだねー」
竹谷「毎年花火があがるんだがな、今年は去年よりデカイの打ち上げるらしいぞ!」
結「わぁ! 楽しみだな!」
竹谷「学園からも充分見えるが、勘右衛門が絶対出店行くんだと五月蝿いからなー」
結「私も出店巡りしたいー」
竹谷「美味しいたこ焼き屋の出店あるぜ」
結「本当!? わぁー早く夏祭りなんないかなー!」
ウキウキと心が弾む。
竹谷「ちゃんと浴衣着てこいよー」
結「わかってるよー!わざわざ皆が選んでくれて買った浴衣だもん。」
竹谷「へへ、楽しみにしてるぜ」
竹谷は楽しそうに話を聞いていたが、何処か悲しそうな顔をしていた。
その後はもう一杯かき氷を奢ってもらい。一日を過ごした。