第7章 藍色の糸 七
そんな大変な委員会の為五人は仕事をしている。
部活しか所属していない私は仕方無く、一人で校舎を探検することにした。
長期休暇期間は学校内でも私服が許されている。だが、リストバンドは絶対である。
ラフな格好をし、両腕に藍色のリストバンドをして、長屋を出た。
何処に行ってみようか、考えながら中庭の長い廊下を歩いていると、一人の男が何かを引っ張っているのが見えた。よく見ると、人を引っ張っているようだ。
吃驚してその人に近寄った。近くで見たら何と人が穴に落ていた。
結「大丈夫ですか!? 私も手伝います!!」
「本当か!? ありがとうな!!」
一緒に落ている人を引っ張っり出した。
「イタタタ…君、ありがとうね!」
結「いえ…大丈夫ですか?」
「えへへ、丈夫だから大丈夫さ」
「お前、本当に不運だな」
「すまない、留三郎…」
「いいって、同室だからな!」