第7章 藍色の糸 七
他にもいくつか委員会がある。
金吾が所属している体育委員会。委員会は前に会った 七松 小平太先輩。いつも委員全員を巻き込んで裏山までマラソンをしている。
用具委員会。主に用具庫の整理、チェック、他には壊れた屋根や柱を直す事がある。業者を呼ばなくても完璧に直すので凄い。
保健委員会。保健室の当番やトイレのペーパーの補充の仕事などをしている。だか、保健委員は不運がなると言われており、委員長は全校の中で最も残念な不運と呼ばれている。可哀想に…。
作法委員会。何故か生首のフィギュアを所持し保存している。その整理をするのだが、ほぼ雑談をしているらしい。
最後に、会計委員会。委員会の予算を全部取り仕切る委員会だ。秋に行われる『予算会議会』は全委員会が集まり、予算の取り合いをする。毎回過激な予算取り合いをするので先生方は口を出さずにただ見守っているらしい。
どれもそこに所属しているメンバーのキャラが濃くてどこも大変らしい。
普通委員会より部活のほうが注目するのに、委員会のほうが燃えているみたいで、部活はその次みたいになってしまっている。
五人にどうか委員会に入ってくれと頼まれるが、何か嫌な予感しかしないため、断っている。