• テキストサイズ

藍色の糸

第7章 藍色の糸 七


夏休みになった。あんなに騒がしい校舎が何処に行っても静かだ。

全校のほぼ半分以上が里帰りしている。

お祖父ちゃんからメールで

「お盆の時だけは帰ってきておくれよ〜(´;ω;`)」

とメールが来た。残念ながらお盆の時に夏祭りがあるのだ。

すまん、と一言だけ打ち込み送信を押した。

そう言えばまだちゃんと学校全体を探検した事がない。

ぼっちじゃあ悲しいから誰かと探検しようと思ったが生憎、五人は夏休みでも委員会の仕事をしている。

因みに皆は何処の委員会に所属しているかと言うと、

竹谷 八左ヱ門は、生物委員会で委員長だ。多くの動物や昆虫を育てていて凄く大変らしい。

不破 雷蔵は、図書委員会の副を務めている。夏休みでも図書室を開けるため忙しい。

鉢屋 三郎と尾浜 勘右衛門は、学級委員で三郎が学級委員長代理。特にあまり仕事がないらしいのだが、今は先生に捕まり二人で先生の仕事を手伝わされてる。

最後の久々知 兵助は、火薬委員会の委員長。何中学生らに危ない事をやらしてんだと思ったが主に活動は、理科室の物の整理だ。でも本当に火薬室があるらしくそこは委員会の顧問の先生と兵助が管理している。火薬なんてあっていつそんな物騒なもの使うのか聞いてみたが、不明らしい。
/ 56ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp