第2章 寮生活
人使に寮制度になるとLINEを送って
準備を進める。
ピロン
返信どんだけ早いんだよ。
心:気をつけろよ
何に気をつけんだよ。おれも大人だっつーの
心:お前は俺にとって
[人使がメッセージの送信を取り消しました]
!!?
えっなんで取り消したの怖すぎんだろ!
幼馴染だろ。とかか?でも今更すぎるし…
とりあえずLINEを閉じて寮の支度を進める。
布団とかは向こうにおいてあるはずだから…
いや、でもほぼ要らねぇな。服とかか?
性別を解除してスカートを履いてみる。
似合わねぇな。
まぁもしかしたら履く機会あるかもしれねぇし一応ジャージとかに紛らわせておくか…
反転の個性の方は長くても1週間ほど使えるが、
性別の方はまだ自分にしか使ったことがないし
しかも期限はもって1日。短ければ13時間。
13時間しか持ったことがないが。
医者が言うには頑張れば1日だが、しばらくは性別反転が出来なくなるらしい。
もとが女だから寮生活でそんなことになるのは避けたい…が本当に嫌な予感しかしない。
バレたら引かれるんじゃないかって。
特に爆豪。あいつまじ怖ぇよ。
壁破壊しそうだし。
お風呂は誰よりも早く上がって個性を解除、
人が来たら反転。よし、バッチリだ。
一応下に降りて母に確認しとこう。
『ねーお母さん。性別反転の事なんだけど、男から一瞬女になって男に戻ったらいくらでも時間稼げるんじゃない?』
「あれ?言ってなかったっけ。13時間超えたら自動的に解除されるの。元の姿が女だから最低次の日にならないと性別は反転できないわよ」
はああああ!?
『明日から寮なんだけど!どうすればいいの!?』
「元が私の子供なんだし女のままでも可愛いのにー。」
何言ってんの!?
「あ、あと昔お医者さんに言われたのだけど、亜依は私とお父さんの個性も少し入ってるのよ!だからモテモテなのね!」
母の個性は好意。
近くにいる特定の人が自分に行為を寄せる。
父の個性は無意識
ヒーローしてるけど無意識に敵捕まえてるのが怖ぇよなぁ
つまり、無意識に好意を寄せられるってか?
んなわけあるかッッ!