第1章 転入生
ある日の昼休みに校長に呼び出されて
校長室のドアをノックした。
『失礼します。』
最初呼び出された時、俺何したんだろうとか思ってたがドア開けた時、相澤先生がいるのを見て、なんとなく察した。
「よく来たね。まぁだいたい察しはついてると思うけど、君にはヒーロー科に転入してもらおうと思ってね。」
嬉しそうだなこのネズミ校長…
なぜこんなことになったのかは恐らく体育祭だろう。
結果次第では編入が可能になる。
でも俺はそこまでいい成績じゃなかった。
それだったら幼馴染の心操人使の方が俺より上だろう。
「あー、なんでって顔してるね。まぁ、心操君の方もいい個性なんだけどね、刺激を与えるには君の方がいいかなって。ほら、騎馬戦でとある個性の子を反転させて強力な個性を作り上げただろう?」
あったなそんなこと。
ヒーロー科のB組のこの中に空気凝固の個性持ちがいて、それの反転で蒸発だったかな?それを使って注目されたーみたいな。
「まぁそういう事だ。拒否権はなしだ。明日の朝職員室な」
そう言って相澤先生は去っていく。
「気楽に考えてくれていいよ。」
校長の言葉が何故かすごく軽々しいなとか思ったのは秘密。