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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第29章 教師と生徒



「………………………………合意でないなら、あれは犯罪になるぞ。例え加害者が女だったとしてもな」

「先生には関係ありません。…なんでこのタイミングで部屋に来たんですか?緑谷に、何か用でも?」

──お前に万一の事がと思うと、なんて言えるかよ。

──なあ、卒業するまで待ってくれ、って言ったらお前は待ってくれるのか。

──教師という立場上、手を出す訳にはいかないんだ。
それに。

──最初に手を差し伸べたのが俺だからで、他の奴だったら、お前はそいつを好きになってただろう。

──だから、お前が好きなのは、「俺」じゃなく、「最初に手を差し伸べてくれた男」だ。

自分の考えを否定したいのに、それができない。

相澤は、自分に自信をもてないでいた。

どうしようもなく、流衣は相澤を好きだというのに。


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