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【ヒロアカ】"無個性"だけどヒーロー科

第14章 体育祭



「先生、時暮くんはどうしたのでしょうか!」

朝のミーティングにて、クラスメイトたちにとって最も触れにくい話題に言及したのは勿論飯田だ。
包帯の上からでも判る程の苛立ちを、相澤は滲ませる。

「あいつはサボりだ」

いつにない強い苛立ちの色に、生徒たちは皆ビクリとする。
いつものように、時間ぎりぎりに来るのではと思う生徒も数名存在したが、口にはできなかった。

──体育祭なら、本気出すかなって思ったんだけど…

緑谷は思うが、やはり何も言わない。
しかし、彼女に対する違和感は募るばかりだ。

──あそこまでやる気ないと、相澤先生も除籍しそうだけどなあ。

授業中でのやる気のなさは、担任にも報告がいっている筈だ。

もちろん除籍してほしい訳ではないが、なぜされないのだろうといった違和は存在する。


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