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Aufregung

第1章 第1章 幸せな家庭に生まれたかった


気が済むとお母さんはリビングでタバコを吸う。
タバコを吸い終わると薬を飲む。
ボリボリと薬をまるで砂糖菓子を噛み砕くように。
そして何も無かったかのように部屋で眠りにつくのだ。
気に食わなければすぐ殴る、蹴るは当たり前。学校に行かせてくれない。
風呂にも入れてもらえない、食事も3日に1度ぐらいしか貰えない。
もう嫌だ。こんな生活。

18歳になった夜中、私はカバンに最低限のモノを詰め込み家を飛び出した。


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