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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第7章 昔話


「それから数年後、ボア・なまえという手配書が回ってきた。鷹の目の言ったようにえらくべっぴんな刀を持った女。それからすぐに鷹の目とは招集で顔を合わせたよ。」

スモーカーさんの昔話には私が覚えていないことばかりだった。
ただ一つ、誰かにお菓子をもらった事は覚えていた…なんて幼稚な記憶…。

「それで、鷹の目から伝言がある。」
「え?」

そう言ってスモーカーさんは胸のポケットから一枚の紙を出した。

「おれは覚えるのが嫌いだから鷹の目に書いてもらった。ほら。」

渡された紙には整った字でこう書いてある。

"お前と別れ十数年経った。お前の
手配書がみれて嬉しい。これからも精進しろ。-我が娘のように思うなまえ- ジュラキュール・ミホーク "

短い手紙の言葉に懐かしさを覚えた。
「精進しろ。」
小さい頃はその言葉の意味が分からなかったがいつも私は元気良く返事をしていた気がする。


「ありがとうございます。」

スモーカーさんに頭を下げる。

「頭を下げるのは鷹の目にしろ。いつか会えた時にな。」
「…はい!」
「ローが睨んでるからさっさと行ってくれ。」
「え、…!はい‼」

手紙をポケットにしまい、ローの元へ走った。

「遅い。」
「すみません。」
「ガキ共が出たらおれらたちも出る。麦わら屋の船でな。」
「アイアイ。」
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