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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第7章 昔話


「お前の話を聞いたのは…かなり前の招集の時だ。」


------数年前王下七武海招集------

「おいスモーカー。」
「…鷹の目。」
おれが壁に寄りかかっていると招集での話が終わった鷹の目が声をかけてきた。

「またサボっていたのか。」
「暇じゃねェんだ。」
「…暇なら少し話に付き合え。」

おれの返事も聞かずにさっさとおれの前を通り過ぎていく鷹の目。
それについて行かなくてはいけない。
深くため息をついてから鷹の目の後ろを歩く。

あまり人気のない海軍本部の裏に行き2人で座る。何故か鷹の目の手には二本の酒。

「九蛇の酒だ。」
「…何故お前が九蛇の?」
「その事を話したいのだ。」

口角を上げ楽しそうに言う鷹の目は極珍しい。
ここで機嫌を損ねても面倒だから黙って聞くことにした。

「かなり前の話だ。そこには女帝の末の妹が居てな。おれはそいつに剣術を教えていた。そいつはまだ5歳にも満たなかったがとても飲み込みが早く、日に日に上達していった。」

こいつが女、ましてや子供にこんな執着することも珍しいしそれを人に話すようなこともしない。余程そいつのことを気に入ってたんだろう。
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