Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第6章 パンクハザード
現在の状況は…
"宴"
ローがルフィさんに忠告したにも関わらず海賊、海軍、子供たち、錦えもん親子この場にいる全員で宴を始めた。
「どうしてこうなるんだ…‼」
「あはは…どうしてでしょうね…取り敢えず、私もスープもらってきます。」
そんな様子に呆れ返るが、何もないよりも良いかと思いサンジさんにスープをもらいにいった。
背中にラブコールを受けながらローの方に行く。
「はい。」
「あぁ、すまん。」
ローにスープを手渡し隣の木箱に座った。
「"麦わら"を利用して何を始める気だ。」
「利用ね…どっちがされてんのか…」
少しだけ口角をあげながら答えたロー。
相変わらず彼は意味深な言葉を残す。
「お前を生かした事に、意味なんかねェよ…白猟屋。」
ローは一気にスープを飲み干し皿を投げ捨てる。
「ところでおれは…"グリーンビット"へ向かうつもりだが…さて"麦わら屋の一味"はおれらの手に負えるかどうか…‼」
そう言って1人で何処かに行ってしまった。
わざわざ行き先を伝え、何をしようとしているのかはきっと、彼にしかわからない。
「なまえ、」
「はい。」
2人だけになった場所でスモーカーさんに呼ばれる。
「少し、昔話でもするか。」
「え…?」
"鷹の目"の事だ。
彼は確かにそう言った。
海軍と王下七武海、何らかの接触は必ずあるはず。
「…聞きたいです。」
「長くなるが…いいか。」
「はい。」
スモーカーさんが頷くのが見え、少しだけ緊張した。