Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第6章 パンクハザード
さっきから上で物を破壊するような音がずっと聞こえてる。
あそこを登れば…!!
「ハァ…ハァ…ローッ!」
「なまえ‼」
私がついたときには、SADが壊されていた。
「…あんたがなまえか?」
「え、あ…はい…」
「"ジョーカー"がかなり君を気に入っていてな。」
「ジョーカーが?」
生首の言葉にローが反応する。
「いつか…攫ってくかもなロー…。お前はジョーカーの過去を知らない。それが必ず命取りになる!!」
「それとなまえは何の関係がある!?」
「大有りだ。少し名を上げたくらいの新世代に取って代われる程世界は浅くない。教えてやれよスモーカー。威勢だけの小僧共にこの根深い世…!!!」
スパン…とローが男の頭を斬る。
「おれの心配はいい。てめェの身を案じてろ…この部屋はやがて吹き飛ぶ。じゃあな…"海賊"ヴェルゴ。」
ローに腕を引かれ部屋を出る。
さっきの言葉がすごく引っかかる。ジョーカーが…?
「なまえ…」
「は、はいっ…」
「足、捻挫だろ。なのに走ってきやがったな?」
「う…、ほら‼足に布巻いて固定してるから大丈夫ですよ?一緒に勉強しといてよかったーあはは…」
「はぁ…後で手当だ。」
「はーい。」
全てローにはお見通しだったらしいです。彼もかなり深手を負っているのに支えながら歩いてくれるところが優しい。
スモーカーさんは前でため息を吐いている。