Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第6章 パンクハザード
「モネ!!!」
ゾロさんとモネの戦いを少しでも止められればいいと思いモネに声をかけた。
「なまえ…どうしたの?まさか私と戦うなんて言わないわよね?」
「…戦うよ。」
「…どうして?」
モネの顔がさみし気に歪んだ。
「戦わなきゃいけないから。」
「貴女は戦わなくていいの。」
「おいなまえ‼おれ一人でもいいんだ!お前もあっちについていけ‼そんな足じゃ危ねェ‼」
「ね?あの人も言ってるわ。」
ゾロさんは足の心配をしてくれてるようだけどそんなのどうでもいい。
ローの計画が全てなんだ。
"友達"だとしても、"仲間"じゃないから、命の保証はない。戦わない、なんて保証もない。
「ローの計画が、貴女と戦わないことで失敗するなら…私は貴女と戦う。そこで仮に私が死んでも、後悔はしない。」
モネに微笑んでみせたが、目に涙が溜まりモネは霞んで見えなかった。
「そう…。残念ね。なら…」
「突撃だァ〜〜〜!!!」
扉から大勢引き連れてサンジさんが入ってきたことによってまたモネの動きが止まった。
「何でお前が指揮執ってんだよ!!!」
ゾロさんのツッコミの後、海軍とサンジさんが挑発を始めた。
「ナミとロビンならこの先だ。ジャマだ早く行け。」
「おっとアホのクセにグッドインフォメーション‼よし行くぞ野郎共‼ と思いきや後ろに美女達〜〜!!!」
「うおーマジでカワイイ♡」
「ホンッットうるせェなお前ら!!!さっさと先行けェ!!!」
ゾロさんに同感。
「しかし見ろ‼あの姿人間じゃねェ‼"人面鳥"だ!!!」
「それを差し引いてもカワイイぞ。」
「むしろ妖艶な魅力‼」
「確かに色っぺー♡」
「それになまえだ!!!会ったときは動揺したがやっぱ綺麗なんだよなァ!!!」
「おれ手配書壁に何枚か貼ってたらスモーカーさんに怒られたんだ‼」
「おれは拡大コピーしたら殴られた!!!」
うるさい…。
こんなんじゃモネが…
「何でホメ言葉に弱ェんだお前も!!!」
「ゾロさん、こういう子なんです。」
「…大変だな。」
「はい。」
気づくとモネが海軍を襲っていた。
「あの女…ん?」
「キャア!!!うっ…覇気使いの剣士…‼」
「うおーー‼大佐ちゃーん‼」
「たしぎさん…」
さっきの時間でガスの入る場所を塞いでくれたようだ。