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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第6章 パンクハザード


「ロー…?」
「何だ。」
「あのー。」
「…急にどうした。お前らしくない。」
「なんていうか…」

なまえがおれの後ろに周り抱きしめてきたと思ったら、さっきからこんな調子だ。

「今日、何の日か知ってます?」
「…さァな。」
「じゃあ、質問かえます。今日は何月何日ですか?」
「今日は…10月6日だろ?」
「わかってるじゃないですか!という事で、これ!」

何故か膨れっ面でおれの前に何か出したなまえ。…距離が近い。

混乱するおれの今手元にあるのは綺麗にラッピングされた袋。

「??」
「え?うそ…まだわかんないんですか?」
「……あ。」
「ふふっ、ハッピーバースデー!」


袋を開けると中にはクッキーとメッセージカード。
HAPPY BIRTHDAY LAW!!と、可愛らしい字で綴られている。


「毎年祝ってるのにどうして忘れるんですか?」
「大丈夫だ。今思い出した。」
「もー…」

背中にいたなまえが離れ、おれの前に腕を組みながら立った。

「来年は忘れないでください。」
「あぁ。ありがとな。」

まだ膨れっ面でいるなまえの頬に一度立ち上がりキスをしてからクッキーを一口食べた。

「うまい。」
「モネに教えてもらったんですよ!パンがだめだから迷ったんですけど、美味しいならよかったです。」

膨れっ面は直って優しく微笑むなまえ。
クッキーがうまいのはほんとだが、それ以上に形が嬉しかった。

「ハート型っていうのわかってます?」

ハート型が多く入っているのだ。
やっぱり年相応の女の子なだけある。

「わかってるが、ハート型よりなまえがほしい。って言ったら?」
「…?ふふ、私はローだけのですよ?」

そう笑い、正面から抱きついてきた。まぁ、おれは座ってるからなまえもおれの膝に座るような体制で抱きついていることになる。

そうだ、こいつの方が一枚上手なんだ。
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