Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第6章 パンクハザード
「えっ…あ、ロ…ッ…?」
「!?、わ…悪い…!」
触れるだけだったが、なまえからしたらかなりの事だろう。
顔を真っ赤にし、口をパクパクさせている。
ゴキブリを捕まえ、すぐにその場を立ち去ろうとしたらなまえに腕を掴まれた。
「ろっ、ロー…!」
「…、⁉」
今度は、なまえから唇へのキス。
右手でおれの腕を掴み、左手はおれの胸元…
タオルを抑えていた手がなくなり、重力に従って床に落ちていった。
「あ…っ!」
素早くタオルを拾い上げ、後ろを向くなまえ。
耳まで真っ赤になっているなまえを後ろから抱きしめた。
「ずいぶん積極的だな…?」
「っ…!ローが、してきたから…いいのかと思って…」
「クク…上出来だ。なまえ…」
いつもより少し低い声で囁いてやると、耳が一段と赤くなった。
早く出て来い、と伝えシャワー室を出た。
一歩前進。
それが嬉しくて満足げに笑った。
なまえが出てきてからすぐにシャワーを浴び、夕食にした。
この後はなまえの動きがギクシャクし過ぎて、シーザーにさえも心配されていた。