Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]
第6章 パンクハザード
朝、シャワーの音で目が覚めた。
いつもとは違う心地。目を開けると鉄の天井。
あぁそうだ、昨日の夜にパンクハザードへ来たんだ。
寝起きの冴えない脳でぼんやりと思い出す。
そう思ってるうちにシャワーの音が止み、かわりにカーテンの開く音がした。
「あ、キャプテ…ロー、おはようございます。」
「あぁ。」
「じゃあ、私もシャワー浴びてきます。」
ベッドから立ち上がりシャワー室に向かう。
「一緒に入ってやろうか?」
「…!結構です!」
「クク…冗談だ。早く行って来い。」
「はーい…」
朝からなんて冗談を!と思ったが、あの人だから仕方ない。
シャワー室は簡素だが、湯船にも浸かれるし、意外にしっかりしていた。
衣服を全て別のものに変え、シャワー室を出てすぐに、部屋のブザーが鳴った。
そして、二つあるうちの一つが開きモネが入ってきた。
「朝食が出来たから呼びにきたんだけど、どうする?」
「……あぁ。今行く。」
モネが私の手を取り、話しかける。
「貴女と話してみたいの。朝食が済んだら少しいいかしら?」
「はい。」
ローからは、自由に動く事も、住人と話す事も許されてる(できる事なら色々聞き出せとも言われてる)から断る理由はない。
モネに笑顔で返事をし、朝食を食べるために部屋を移動した。