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Dr.Heart Stealear [ONE PIECE]

第4章 上陸


「謝るな。見るか?」
「はい!」

持っていた本を閉じ、なまえの近くに寄る。
背ちっせェな…確か160だったか?

「主に外科だが、一応内科も範囲内だ。おれの気まぐれで検診とかしてたな…。ほかは、戦闘で無茶するやつばかりだから怪我の手当てとかだ。」
「すごい…!大変ですね。」
「一度、シャチに手伝わせたがアイツは不器用すぎて怪我してな…二度手間だ。」
「あははっ!シャチらしいですね。…あ、これなんですか?」
「ん?ちょっと待て。」


最近まともに寝てないせいか、文字がぼやけてうまく見えない。
棚から出したのは、かなり前からあるシンプルな眼鏡だ。

「わ、キャプテン眼鏡かけるんですか?」
「あぁ、かなり前のだが。」
「似合いますね。かっこいいですよ。」
「…っ、あぁ…初めて言われた。これは_____」

医学に興味があるらしく、おれの話を熱心に聞いてた。
色々質問をされるのも、教える側からしたら気分良いし、時折見せる笑顔も計算かと思うほど…
眼鏡を褒められたのも悪い気はしない。寧ろ…嬉しいなんて思ってしまう。
しまいには夕食の時間までベッドの上で本を読み、話していた。

甘いムードからはかけ離れていたが(何せ、解剖図や細胞をみてた)…こうやって2人で居るのもたまにはいいだろ?
シャチに独り占めはさせねェ…。

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